
【 沖縄そば 徹底分析】元祖木灰沖縄そば きしもと食堂
はいさいぐすーよーちゅーがなびら(こんにちは、皆さんご機嫌いかがですか?)
沖縄そば大好き夫婦のまいそばです。
今回も独自の視点で沖縄そばのレビューをしていきたいと思います。

この記事は次のような方におすすめ!
・いろんなお店があって、どこの沖縄そば屋がいいか分からない。
・お気に入りの沖縄そばを見つけたい。
・沖縄そば選びに失敗したくない観光客など。
元祖木灰 沖縄そば きしもと食堂
今回まいそばが訪れたのはこちら↓

美ら海水族館や瀬底島から約10分ほどの場所にあり、本部町営市場の目と鼻の先にある『元祖木灰沖縄そば きしもと食堂』さん。
なんと、明治38年創業で100年以上の歴史がある超老舗。
100年以上前からあるお店ってスゴすぎですよね・・・。

現在は4代目なんだって。
更に、きしもと食堂さんは自家製麺を使用していて、製法も昔ながらの木灰を使ったこだわりある麺なんだそう。
沖縄そば の麺は小麦粉と塩、かん水で作られています。
戦前、かん水の代わりに使われていたのが木灰だそうです。
ガジュマルやデイゴなどの硬い樹木を燃やしてできたものが木灰。
この木灰を水に入れてできた上澄み(灰汁)を、かん水の代わりに使われているものが木灰そばとなるそうです。
かん水は麺の弾力を出すのに使われるモノで、今や、かん水が手軽に手に入る事から現在の製法が主流になっています。
しかし、元々沖縄そばの麺といえば木灰で作るのが主で、きしもと食堂さんはその木灰を使った昔ながらの製法を守りながら100年以上沖縄そばを提供し続けて今日に至るそう。
そしてなんと、その木灰を使った麺の元祖がきしもと食堂さんというのがとても驚きました。

ただ沖縄そばを提供しているだけではなく、昔ながらのソバを守りつつ100年以上も経営を続けているなんて頭が下がります。
更にはその木灰そばの『元祖』だなんて・・・。
※ちなみに、こちらのお店も木灰沖縄そばを提供しているので是非覗いて見て下さい↓
駐車場は店舗近くに約10台停められる場所がありました。
看板も出ているのですぐ分かると思います。
列に並んで待つこと15分程で案内され、店内へ。
中へ入るとすぐに目に飛び込んできたのは、壁一面に貼られた有名人の写真やサイン色紙。
誰もが知っているであろう有名な方ばかりでした。


席はテーブル席、お座敷があり、席数は35席ほど。

これほどの席が埋まっていて、さらに店先には行列もできているから驚きです。
メニューはこちら↓

メニューはとてもシンプルで、『そば大』『そば小』『ジューシー』の3種類のみ。
とても分かりやすいです。
まいそばが注文したのはこちら↓

『そば小』と『ジューシー』。
厚めにカットされたお肉とかまぼこが乗ったおソバと、具沢山なジューシー。
とても美味しそうです。
(まいつまも同じモノを注文しました。)
分析・評価

まいそばの分析・評価は、
①麺
②出汁
③肉(ソーキや三枚肉)
④じゅーしー
⑤味変調味料(紅しょうが、コーレーグース等)
の5つの項目で評価し、各20点の計100点満点で計算して点数を出します。
値段、接客、雰囲気、ロケーションなど重要項目は色々あると思いますが、純粋に 沖縄そば の味だけで判断したいと思うので、この5つの項目に絞らせていただきました。
点数について↓

①麺・・・16点 / 20点
太め平麺ストレート。
木灰を使った自家製麺。
弾力があってコシはあるんだけど表面は柔らかい感じかな。
もちもちと言うよりは沖縄そばのモソっと感。
あまり出汁も絡んでいなくて、少し小麦粉の粉っぽさを感じた。

木灰を使って弾力を出す技術は改めてスゴいと思いました。

②出汁・・・17点 / 20点
少し荒々しいカツオ感強めな出汁。
カツオ特有の尖ったような鋭さを感じる。
ちょっと酸味のような・・・。
塩味や味付けはちょうど良いぐらい。

お店の前で並んでいる時から、カツオの香りが漂っていたよ。

③肉(ソーキや三枚肉)・・・15点 / 20点
部位の違う肉が2種類。
一つは三枚肉を厚めに切ったラフテー。
このラフテーは柔らかくて味付けも良いぐらいでとても美味しかった。
が、もう一つは繊維質な肉。
こちらの肉は、水分が飛んでいてパサパサ。
繊維が堅すぎるのと、味が濃いということで個人的にはあまり良くないかな。

ラフテーは美味しかったよ。おかわりしたいぐらい。

④じゅーしー・・・15点 / 20点
お肉がたっぷりで具材多め。
米粒はパラパラではなくベチャついている。
お肉が多いのと、醤油系の濃いめの味付けでズッシリと食べにくい重さになっているかなーと感じました。

具材が多いから食べ応えは抜群だよ。

⑤味変調味料(紅しょうが、コーレーグース等)・・・16点 / 20点
紅しょうがは無し。
コーレーグースの中の唐辛子の量が多くて結構辛かった。
かけ過ぎ注意!
でもパンチが強くて良かったです。

まいつま的には、コーレーグースは辛い方が美味しいと思う。
結果・まとめ





食べログ
★★★☆☆ 評価:3.51
★★★★☆ 口コミ:4.1
(※2023年6月時点)
・沖縄そばのみ評価
※(麺、出汁、肉)
★★★☆☆ 3
・インパクト度
★★☆☆☆ 2
・オススメ度
★★☆☆☆ 2
・満足度
★★☆☆☆ 2
・リピート度
★☆☆☆☆ 1
創業100年以上の歴史を感じる、趣(おもむき)のある沖縄そば屋。
ポジショニングは「王道」の「カツオ強め」という位置付け。
①麺・・・・・・・・・・・16点
②出汁・・・・・・・・・・17点
③肉(ソーキや三枚肉)・・15点
④じゅーしー・・・・・・・15点
⑤味変調味料・・・・・・・16点
総合点(各20点)・・・・79/100点
沖縄県の観光人気No1と呼び声が高い『沖縄美ら海水族館』。
そして、沖縄本島から大橋を渡って行ける離島『瀬底島』など、あらゆる観光スポットが集まることで知られる本部町。
近年、観光客も増加し続けているそんな本部町に明治38年から100年以上も沖縄そば屋として経営を続けている『きしもと食堂』さん。
100年以上も変わらぬ味を守り続け現在は4代目となるそう。
店舗前に長い行列ができ、並んで待つ間もカツオの香りが漂ってきてとても食欲をそそりました。
きしもと食堂さんは昔ながらの木灰を使った自家製の手打ち麺だそうで、創業当初から製法を変えず守り続けているのには驚きです。
木灰の麺はしっかりとコシを感じる太めの麺で食べ応えがありました。
しかし、お出汁はカツオ感が強めで荒々しく尖りのような酸味のようなモノを感じ、お肉はとても堅くパサついていてあまり美味しいと感じられず少し残念に思いました。
また、じゅーしーも味が濃く、具材のお肉の油も相まり食べづらい重さで完食できませんでした。
もう1種類のお肉はとても柔らかく味付けもちょうど良くて美味しかったです。
『きしもと食堂』さんは、今回伺った本店ともう1店舗八重岳店というところもあるので、次はその八重岳店にお伺いしたいと思います。
伝統的な沖縄そばの製法と味を100年以上も守り続ける超老舗。有名人もたくさん訪れる行列の絶えないお店でした。
有名人とお店の人との写真もいっぱい飾られているので、見ていてとても面白かったです。


『味の好みは千差万別』
あくまでも私たちの好みの評価なので、是非ご自身で足を運びお気に入りの 沖縄そば を見つけてくださいね。
店舗情報
営業時間 | 11:00~17:30(売切れ次第閉店) |
定休日 | 水曜日 |
お問い合わせ | 0980-47-2887 |
予約可否 | 予約不可 |
平均単価 | 750円 |
住所 | 〒905-0214 沖縄県国頭郡本部町渡久地5 |