
【 沖縄そば 徹底分析】いしぐふー小禄具志店
はいさいぐすーよーちゅーがなびら(こんにちは、皆さんご機嫌いかがですか?)
沖縄そば大好き夫婦のまいそばです。
今回も独自の視点で沖縄そばのレビューをしていきたいと思います。

この記事は次のような方におすすめ!
・いろんなお店があって、どこの沖縄そば屋がいいか分からない。
・お気に入りの沖縄そばを見つけたい。
・沖縄そば選びに失敗したくない観光客など。
いしぐふー小禄具志店
今回まいそばが訪れたのはこちら↓

空港から車で7分。
沖縄県No.3の観光地と言われる「瀬長島」の観光スポット『瀬長島ウミカジテラス』へ向かう道中の、閑静な住宅街の中にひっそりと佇む『いしぐふー小禄具志店』さん。
いしぐふーさんは、2010年頃に琉球放送(RBC)で放送されていた「沖縄そば王決定戦」という番組で『初代 沖縄そば王』に選ばれる程、その味は折り紙付き。
沖縄そばの店舗は6店あり「いしぐふーやんばる店」「いしぐふー小禄具志店」「いしぐふー東風平店」「いしぐふー浦添大公園店」「いしぐふー港町店」「鶏そば屋いしぐふー」の中から今回は『いしぐふー小禄具志店』さんにお邪魔しました。
(※沖縄そばの店舗以外にラーメン屋も2店舗あります。)
今から数十年前いしぐふーの店主さんが、当時希少だったアグー豚で出汁を取りたいと思いどうにかこうにか入手しこだわりの出汁を完成させたのだとか・・・。
こだわりはお出汁だけではなく、麺やカツオ節、上に乗る玉子焼き、盛り付ける器や店舗、テーブルにまでこだわりを詰め込んでいるそうです。
更に、いしぐふーさんは各店舗で出汁や麺を変えるという面白い施策もされています。

各店舗で味が違うから他のお店はどんな味か気になるよね。
こだわりはいしぐふーさんのホームページにも詳しく書かれているので是非ご覧下さい。
https://www.ishigufu.jp/
駐車場は第二駐車場まであり、店舗横の駐車場は3~4台停められて第二駐車場は9台ほど。
合計で13台程度停められます。
店内は木目を基調としていて席数は30席あり、テーブル席のみ。


このイスやテーブルまで手作りなんだって。スゴすぎる。
メニューはこちら↓

メニューは『本ソーキ(骨付き)そば』『元祖炙りソーキそば』、本ソーキ(骨付き)と炙り軟骨ソーキが付いた『いしぐふー特選そば』の3種類のおソバと、ご飯ものに水餃子といった感じのシンプルな構成。
昨今、軟骨ソーキを炙って提供するお店が増えていますが、実は炙り軟骨ソーキの元祖はいしぐふーさんなんだそうです。
まいそばが注文したのはこちら↓

本ソーキ(骨付き)と炙り軟骨ソーキが付いた『いしぐふー特選そば』と『じゅーしー』。
炙り軟骨ソーキは別皿になっていて、別添えのワサビやカラシを付けて食べるのも良いし、おソバの中に入れて食べるのも良いのだそう。
どっちも美味しそうですね。
まいつまはこちら↓

『元祖炙りソーキそば』。
やはり元祖と付くモノは気になります。
食べずにはいられませんよね。
※いしぐふー ネット通販↓
https://ishigufu.raku-uru.jp/
※ちなみに、いしぐふーさんの沖縄そばはふるさと納税の返礼品としてネットでも買えるので興味のある方は是非ご覧下さい。
分析・評価

まいそばの分析・評価は、
①麺
②出汁
③肉(ソーキや三枚肉)
④じゅーしー
⑤味変調味料(紅しょうが、コーレーグース等)
の5つの項目で評価し、各20点の計100点満点で計算して点数を出します。
値段、接客、雰囲気、ロケーションなど重要項目は色々あると思いますが、純粋に 沖縄そば の味だけで判断したいと思うので、この5つの項目に絞らせていただきました。

①麺・・・20点 / 20点
平麺やや縮れ。
手もみの自家製麺で歯切れも良く、つるもち食感でコシもしっかりありとても美味しかったです。
出汁との絡みは薄めだけど麺自体に味が付いていて美味しいから、そこまで気にならない感じ。

ほんとに美味しいよ。一食の価値ありです。

②出汁・・・19点 / 20点
すっきりしたアグー出汁。
「アグー出汁」と聞くとこってりしてそうなイメージだったが、全然しつこくなく飲み干せる程のすっきり感。
なのにちゃんと深味・コクがあり、味わい深くとても丁寧な味という印象。
豚の臭みも無く、味付けもちょうど良い感じ。
とても美味しかったです。

一口すすった瞬間に「コレ美味いやつや」って分かるよ。

③肉(ソーキや三枚肉)・・・19点 / 20点
・炙りソーキ
軟骨までトロトロで柔らかく豚臭さもない。
味付けは醤油甘め系。
炙りの香りは薄めだったが、ワサビ・カラシを付けて食べても美味しいし、おソバの中に入れても美味しかったです。
・本ソーキ(骨付き)
柔らかいのに煮崩れしていなくて、骨がポロッと取れる感じ。
味付けは塩味系。
豚臭さも全然なくて美味しいソーキといった感じ。
丁寧に下処理している印象を受けました。

ワサビを付けて食べると最高。絶対試してほしい。

④じゅーしー・・・19点 / 20点
アグー出汁で炊いたじゅーしー。
具材は普通ぐらいの量だったが、椎茸の風味がフワッと香る感じ。
しっかり味が付いているのに濃くはなく、甘さは控えめでちょうど良いバランス。
お米はもっちりなんだけどベチャついていない。
米粒がしっかりしていてとても美味しかったです。

このじゅーしーはとっても美味しいよ。訪れた際は絶対食べてね。

⑤味変調味料(紅しょうが、コーレーグース等)・・・18点 / 20点
紅しょうがは無し。
コーレーグースはしっかり辛くて良い。
テーブルセットは普通なんだが、ソーキに付けるワサビ・カラシがとっても良くて味変になるし美味しかった。
後入れのカツオ節も風味が変わって良い感じでした。

カツオ節は枕崎産で、数年探してやっと見つけたモノみたいだよ。
結果・まとめ





食べログ
★★★☆☆ 評価:3.24
★★★★☆ 口コミ:4.4
(※2023年7月時点)
・沖縄そばのみ評価
※(麺、出汁、肉)
★★★★★ 5
・インパクト度
★★★★★ 5
・オススメ度
★★★★★ 5
・満足度
★★★★★ 5
・リピート度
★★★★★ 5
「アグー出汁」や「炙りソーキ」など、トレンドを作り出す沖縄そば屋。
ポジショニングは「王道寄り」の「すっきりアグー出汁」という位置付け。
①麺・・・・・・・・・・・20点
②出汁・・・・・・・・・・19点
③肉(ソーキや三枚肉)・・19点
④じゅーしー・・・・・・・19点
⑤味変調味料・・・・・・・18点
総合点(各20点)・・・・95/100点
まだ沖縄そばの進化形というモノが流行っていない十数年前に『アグー出汁』と『炙りソーキ』という当時では類を見ない斬新なアイディアを生み出し、その後、沖縄そば王にまで上り詰める『いしぐふー』さん。
今回は、8店舗ある系列店の中から『いしぐふー小禄具志店』にお邪魔しました。
アグー豚のお出汁は想像していたこってりとは違っていて、雑味や豚臭さなどは全く無くとてもすっきりとした味わいでとても奥深いコクを感じました。
また、麺はつるつるモチモチっとした食感と強いコシが特徴的で、いしぐふーさん自慢の自家製麺であることから他店では食べることの出来ない唯一無二の味と言っても過言ではないと思います。
いしぐふーさんのこだわりはコレだけに留まらず、炙りソーキはもちろんのこと、別添えのカツオ節やおソバの上に乗せた円形の薄焼き玉子、更には器やテーブル、イス、店舗に至るまで全てのモノにこだわりを追求しているそう。
ここまでこだわる理由には『お客様に心のこもった手作りで「おもてなし」をしたい』という想いがあるそうです。
その想いを体現するかのように接客がとても気持ちよく、おソバの説明やワサビなどのセッティングも丁寧で満足度の高い食事ができました。
ただ、完璧なぐらい良い点だらけなんですが、強いて悪い点を上げるとするならば、店内が暑いということと、お水がぬるいということ。(※味の分析や評価の対象ではありません)
また、いしぐふーさんの面白いところは他にもあり、別の店舗では麺や出汁が変わるそう。
こだわりのアグー出汁だけではなく、「やんばる地鶏」で出汁を取った鶏そば屋やラーメン店まで展開されています。
別の店舗で味が変わると、他のお店はどんな沖縄そばなんだろうと気になりますよね。
次は他の店舗も行ってみたいと思います。
初代沖縄そば王という肩書きを持ちながら、接客やおもてなしは丁寧でこだわりを随所に感じられるお店でした。
お店の入り口で可愛らしいシーサーがお出迎えしてくれます。
このシーサーも手作りなのかな?


『味の好みは千差万別』
あくまでも私たちの好みの評価なので、是非ご自身で足を運びお気に入りの 沖縄そば を見つけてくださいね。
店舗情報
営業時間 | 午前11:00 – 午後5:00 (そばは売り切れ次第終了) |
定休日 | 月曜日 |
お問い合わせ | 098-858-0881 |
予約可否 | 予約不可 |
平均単価 | 970円 |
住所 | 〒901-0146 沖縄県那覇市具志3丁目21−5 |
https://www.instagram.com/ishigufu_king_of_okinawasoba/?hl=ja |